新卒の離職率の平均はどれくらい?データから見る離職率について

2021.01.14

新卒の離職率の平均はどれくらい?データから見る離職率について

新卒を一人採用するだけでも企業によってはかなりのコストがかかりますが、すぐに退職されてしまい、悩んでいる採用担当の方も多いでしょう。実際に新卒の離職率は非常に高く、会社に定着してもらうのは簡単なことではありません。
気になる平均離職率や離職の理由、離職を防ぐために効果的な方法などについてご紹介します。

■新卒の平均離職率は高い?

厚生労働省の発表によると、平成29年3月卒業の就職者数と3年目までの離職者数・離職率は以下の通りとなっています。

  就職者数 3年目までの離職者数 3年目までの離職率
高卒 179,529 70,943 39.5%
短大等 150,478 64,730 43.0%
大学 150,543 105,225 32.8%

参考:(PDF)厚生労働省:新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況

他の年を確認してみると、3年目までの離職率が大学卒は32%前後が平均となっているのに対し、短大卒は40%を超えることが多く、高卒についても40%前後の数字となっています。

平均してみると30%以上であり、3~4人に1人は3年以内に離職していることになるので、ここからも会社に定着してもらうのは非常に難しい問題だといえるでしょう。

また、同じく厚生労働省が新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)として発表したものによると、事業所規模によって以下の離職率となりました。

事業所規模 大学卒 高校卒
1,000人以上 26.5% 27.4%
500~999人 29.9% 32.5%
100~499人 33.0% 38.1%
30~99人 40.1% 46.5%
5~29人 51.1% 55.6%
5人未満 56.1% 63.0%

5~29人、5人未満では、3年目までの離職率がいずれも50%を超える結果となっています。反対に事業所の希望が大きい場合には離職率も低いです。
少人数の事業所を経営している方は、できるだけ早い段階で新入社員が人間関係を構築できるような体制を整えて、しっかりケアしてあげることが重要だといえるでしょう。

このように、総合的にみても新卒の平均離職率は高いです。近年は新卒後、正社員としてではなく、契約社員や派遣社員として働く方も増えており、契約期間満了とともに離職する方が増えたのも原因の一つとして挙げられます。

ご紹介した平均と比べて自社の離職率が高いと感じている場合は何か原因があるはずなので、それを見つけて対策を取らなければなりません。

■業界別で離職率に差がある?

業界別で離職率に差がある?

産業によっても離職率には大きな差があります。就職後3年以内離職率のうち離職率の高い産業は以下の通りです。

  大学卒 高校卒
宿泊業・飲食サービス業 52.6% 64.2%
生活関連サービス業・娯楽業 46.2% 59.7%
教育・学習支援業 45.6% 55.8%
小売業 39.3% 49.5%
医療、福祉 38.4% 47.0%

一方、平均よりも離職率が低い産業としては以下のものが挙げられます。

  • 電気・ガス・熱供給・水道業
  • 鉱業・採石業・砂利採集業
  • 金融・保険業
  • 製造業
  • 複合サービス業
  • 運送業・郵便業

参考:(PDF)厚生労働省:新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)を公表します

離職率が高い産業は平均的にみて激務であるのに対し月間給与が低いケースが多く、これが離職率を高めている理由の一つだと言えるでしょう。離職率が低い産業は必ずしも給与が高いとはいえませんが、安定性が高かったり、歴史のある企業だったりするケースが多く、福利厚生の充実などが離職率を抑えているのではないかと予想できます。

■新卒の離職で多い理由

学校を卒業したばかりの新卒が初職を離職してしまう理由として内閣府が発表したデータがあるのでご紹介します。複数選択可のアンケートで「離職の理由」として上位を占めているのが、以下の理由です。

  • 1.仕事が自分に合わなかったため
  • 2.人間関係が良くなかったため
  • 3.労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため
  • 4.賃金が良くなかったため
  • 5.ノルマや責任が重すぎたため

参考:内閣府:特集 就労等に関する若者の意識

中でも、最も重要な理由として「仕事が自分に合わなかったため」を挙げている方が、全体の23%におよびました。これは、入社前に思い描いていたものと実際の業務内容にギャップがあったことが大きな原因だといえるでしょう。

■新卒の離職を防止する方法

特に離職の大きな理由である仕事が自分に合わなかったという問題を解決するためには、ギャップを埋めるための対策をとることが重要です。

思っていた仕事と違った、自分はもっとできるはずだと思っていたといったギャップに悩む方が多いので、新入社員研修を丁寧に行い、事前に仕事の進め方を学んでもらうなど対策をとりましょう。この対応がうまくできないと入社から半年程度で限界を感じ、離職してしまう方が増えてしまいます。

■離職率が高いことを知り、対策をとることが重要

新卒は離職率が高いため、「離職するかもしれない」といったことをよく考え、それを防ぐための対策をとることが大切です。重要なのは、新卒の社員を迎え入れる会社でどのようなサポートやケアを行うかだといえるでしょう。
自信をもって仕事に取り組めるよう研修に力を入れたり、円滑に業務が進められるように人間関係を構築するためのコミュニケーション力を高める手伝いをしたりすることも大切です。新卒社員の気持ちに寄り添い、支えていきましょう。

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