若手社員が辞める兆候ってある?

2021.01.27

会社にとって、一人ひとりの社員は重要な財産です。特に新入社員を含めた若手社員であれば、これからの期待も大きいことでしょう。 しかし、最近若手社員の離職が多いという、経営者の皆様の声をよく聞きます。 若手社員に辞められることは会社にとって大きな損失なので、可能であれば事前にその兆候を察知し、対策を打っておきたいものです。 そこで当記事では、若手社員が辞める際に事前に察知できる兆候をまとめました。若手社員が辞める理由についても解説します。

「辞める若手社員に見られる兆候」

会社を辞めそうな社員にはいくつかの特徴があり、それを把握することで突然の辞職を回避できる確率が上がります。に見舞われるリスクを待避できます。ここでは、どのような兆候があるのかについて解説していきます。

「髪型や服装が変わる」

何らかの心境や状況の変化があった時、人は風貌が変わるといわれます。それまでカジュアルな印象だった人が、突然落ち着いた感じの服装になったり、なんとなくまじめな雰囲気になったとなると、実は転職活動中であったり、面接を控えていたりするかもしれません。反対にそれまではきっちりしていた人が髭を剃らずに出社したり、服装がだらしなくなったりするのも危険信号です。現状に限界や不満を感じ、退職や転職を考え始めている兆候かもしれません。

「意見を発言しない」

それまで会議に積極的に参加したり、ミーティングでも発言機会の多かった社員が、めっきり発言しなくなったり、自身の意見を述べなくなったなどは、退職を考えているサインかもしれません。仕事へのモチベーションが著しく低下していたり、業務に対して当事者意識を失ってしまうことで、新たな提案や改善などの発言がなくなり、どことなく他人事のような態度を見せ始めるかもしれません。

「上司や他社員を避ける」

いつも仲間に囲まれていた人、連れ立って昼食や休憩に出かけていた人が、単独行動を始めた時も会社を辞めることを考え始めた兆候といえます。特に若手社員は、まず人間関係を整理したいと考える傾向があります。同期や仲の良い社員がいる場合でも、引き留められたり説得されたりを避ける意味から、一人での行動が多くなっていきます。「そういえば誰かと話しているところを見ないな」「一人でいることが増えたな」と感じたら要注意とみておいたほうがよいでしょう。

「離席が多い」

就業時間にも関わらず、私用電話が多い、たびたび離席しているなどの場合は、すでに転職活動を始めている可能性が高いかもしれません。転職エージェントからの連絡や選考中の会社からの連絡を待っていることが考えられます。

「特定の仲間と一緒にいることが多い」

若手社員が退職を決意したときは、辞めた後の迷惑や印象などを考え、いかにスムーズ、かつ後腐れなく退職できるかを考え、特定の仲間に相談することが多くなります。 転職に成功した際にはできるだけ滞りなく辞められるように、計画的に身辺整理を進めていきます。一部の限られた人とだけつるみだしたら、退職の相談をしている可能性があることを肝に銘じましょう。

「仕事を残して帰る」

これまで熱心に仕事をしていた若手社員が、仕事を残して帰るようになったら要注意です。転職活動のほうに身が入り、最低限の仕事しかこなさなくなった可能性があります。

「部下に熱心に指導するようになる」

意外かもしれませんが、社歴の短い若手社員ほど退職することへの罪悪感が大きいといわれています。自分が担当している業務を後輩や同僚に熱心にレクチャーしたりしていると、一見仕事への意欲を感じるかもしれませんが、その実、会社を辞める際の影響を最小限にしようと考えての行動かもしれません。

「顔つきが変わる」

悩んでいる様子だった社員が、ある時から吹っ切れたような顔をしていたり、清々しい様子を見せていた場合、もしかしたら退職を心に決めた可能性があります。反対に、普段朗らかな社員が休みがちになったり、出社時から元気がなかったりしていたら、退職しようか迷っていることも考えられます。

「遅刻や早退が目立つ」

有給休暇を頻繁に取得したり、病欠、所用などで会社を休むことが増えたというときも、退職を考えている際の典型的な行動パターンです。休日を利用して転職活動をしていたり、すでに辞めることを見越して有給休暇の消化をしていると考えられるからです。平日に突発で休みを取るようになると、退職の可能性はさらに高まっているといえるでしょう。

若手社員が辞める理由

「評価に対する不満がある」

仕事をするにあたり、やはり気になるのは自分への評価です。目に見えるわかりやすい評価として、自身の能力と努力に見合った給与や待遇を与えてもらえる職場で働きたいと思うことは当然のことです。能力が評価されない、努力を認めてもらえないと感じている場合は、退職を考える一つの要因となりえます。また、業務をなかなか覚えられず成長を感じられないなど、今の仕事が自分には合っていないと思うに至った場合も、自分らしく働ける環境を求めて転職を検討することは自然の流れです。もともとが優秀な社員ほど、に躊躇はないかもしれません。

「仕事量が多く負担に感じている」

高度経済成長期の「モーレツ社員」やバブル時代の「働きマン」など、仕事を生活の中心とすることが美徳とされた時代とは、現代は価値観が明らかに違っています。特にワークライフバランスを求められる昨今、休日出勤や残業が当たり前の職場では、若手社員が続かないのは当然の結果です。

「人間関係に悩みがある」

職場の人間関係は、若手に限らず悩む方の多い問題です。パワハラ上司や同僚からのいじめなどの極端な事例がなくても、うまく話せない、どう接すればよいかわからないなどの些細なことでも、対人関係はストレスになりやすい場合があります。たとえ仕事自体は好きでも、そうした人間関係が悩みとなって、会社を辞める理由となることは珍しくありません。

「ステップアップのため」

現在の職場に特に不満があるわけでなくても、自分自身のスキルアップを目指して退職するケースもあります。多少課題を課しても、よりステップアップしたいと考える社員もいることは常に念頭に置いておきましょう。

まとめ

若手社員の辞める兆候とその理由についてまとめました。 辞める兆候も早く察知するほど、引き留めるために打てる方策も多くなり、効果も大きくなります。 人あっての企業です。特に優秀な社員が辞めてしまわない会社づくりにお役立てください。

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