研修の効果はたったの○% ~教育のプロがお伝えする研修会社を選ぶ基準とは~

2020.08.13

本日は研修会社である私たちが、教育のプロ目線から研修会社の選び方について解説をしてきます。

目次

① #研修会社を選ぶ基準の調査 

② #本当に着目すべき点 

③ #まとめ

では早速見ていきましょう。

① #研修会社を選ぶ基準の調査

皆様も研修を選ぶとなった際、なにかしらの「基準」を設けて選ぶのではないでしょうか?

例えば「費用」であったり、「内容」であったり。会社ごとにそれぞれ基準があることかと思います。

では実際のところ、研修会社をどのような基準で選んでいるのかという調査があったので、ご紹介したいと思います。

画像1

※出典:「企業の教育研修に関する実態調査」(労務行政研究所・2011年)
(注)選択肢の中には「ダイレクトメールで知ったから」があったが、回答数はゼロだった。※複数回答可

少し古い調査ではありますが、外部の研修会社を選んだ理由を聞いています。

理由として上位から「過去からの実績があるから」が55.8%と最も多く、回答企業の過半数を占めている。以下、「プログラムがしっかりしているから」47.5%、「会社(組織)として信頼できるから」42.0%、「自社の要望を研修内容に反映してくれるから」41.4%、「過去からずっと利用しているから」38.1%と続いています。

「実績がある」「信頼感がある」「ずっと利用している」といった失敗が少ない手堅さのほか、「プログラム内容」や「自社の要望に柔軟に対応してくれる」など、自社の人材育成ニーズと合致している点も、選択基準として重視されているようです。

では「過去からの実績があるから」「プログラムがしっかりしているから」などの理由で研修会社を選ぶことは最適解といえるのでしょうか?

教育のプロである私たちからすると、もっと考慮すべき、とても大切な基準があります。

次の節ではその基準についてお話したいと思います!

② #本当に着目すべき点

次に研修を選ぶときに本当に着目すべき点をお話していきます。

が、その前にリクルートが出しているる調査について触れたいと思います。

その調査が示していた数字は

4%

です。

なんの数字だと思いますか?

正解は

「研修で学んで目標達成まで現場で実践する人の割合」です。

わかりやすく言うと、今日100人の人が研修を受けたとしたら、たった4人しか継続することが出来ないのです。

学んだことを継続して実践できないのに、「過去からの実績があるから」「プログラムがしっかりしているから」という理由で選んでいては研修を受けさせても意味がないということになってしまいます。

ではこのデータを踏まえて、研修を選ぶ際に本当に着目すべき点はどこなのでしょうか?

それは「研修中・研修後にどれだけ研修会社がフォローしてくれるか」です。

一般的な研修はどうしても研修を受けたら終わり、というものが多いです。

それではさきほどの調査の継続して実践できない96%の人になってしまいます。

継続して実践できるようにするために、こまめに連絡があったり、もっとこうするといいですよ、と時には耳が痛いことですら言ってくれる研修会社の方が、最終的には研修を受ける人のためになり、会社の利益につながっていくと思いませんか?

ですので、研修を選ぶ際は

研修中・研修後にどれだけ研修会社がフォローしてくれるか

に重点を置き、研修会社を選んでいくことが継続して実践できる人を作り、本当に研修を受ける意味があると言えるのではないでしょうか。

③ #まとめ

今回は研修を選ぶ際に本当に着目すべき点についてお話してきました。

実績やプログラムだけで選んでしまいがちですが、

研修で学んだことを継続して実践できる人は4%しかいないという調査を踏まえると、ただ受けさせるだけでは意味がないと言えます。

だからこそ「研修中・研修後にしっかりとフォローする体制のある研修会社」を選ぶことが本当に必要な視点であり、最適な選び方と言えます。

ぜひ研修を選ぶ際は、「フォロー体制がしっかりしているか」という視点から研修会社を選んでみてはいかがでしょうか。

お読みいただきありがとうございました。

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