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新卒の離職率が高いのはなぜ?

採用活動を行い、やっと人材を確保できたにもかかわらず、すぐに離職してしまう新卒に頭を抱えている企業は少なくありません。新卒の離職率は高く、3~4人に1人は3年以内に離職しているのが現状なのです。

なぜ新卒は離職率が高いのかについてご紹介します。

■新卒の離職率が高い理由

厚生労働省の発表によると、平成29年3月卒業の新規学卒者の離職状況は以下の通りとなっており、非常に高いといえます。

  就職者数 3年目までの離職者数 3年目までの離職率
高卒 179,529 70,943 39.5%
短大等 150,478 64,730 43.0%
大学 150,543 105,225 32.8%

参考:(PDF)厚生労働省:新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況

また、厚生労働省の平成30年雇用動向調査結果によると、20~29歳までの男女の退職理由として以下のものが上位を占めています。

  • 1位 労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 2位 給料等収入が少なかった
  • 3位 職場の人間関係が好ましくなかった

参考:(PDF)厚生労働省:-平成30年雇用動向調査結果の概況-

内閣府の平成30年版子供・若者白書で公表されている就労等に関する若者の意識でも、初職の離職理由(複数選択可)は以下のような結果となりました。

  • 1位 仕事が自分に合わなかったため
  • 2位 人間関係がよくなかったため
  • 3位 労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため

参考:内閣府:特集 就労等に関する若者の意識

自分の能力を更に高めたくて、それができる会社に転職したなどの理由ではなく、ネガティブな理由で職場を離れていることがわかります。
他にも、何となく嫌になったため、同じ会社などに長く勤務する気がなかったためなどの理由を挙げている方も多いです。

会社にとっては残念なことではありますが、実際にこのような理由を挙げて新卒が職場から離れているのは事実なので、何とかして対策を取らなければなりません。

■新卒の離職を防ぐ方法

新卒の離職を防ぐ方法

先述した離職理由をもとに、どのように対策をとれば良いのかご紹介します。

労働時間の条件に関する対策

第一に労働時間の問題を挙げて離職する方のほとんどは給料には満足しているのですが、仕事が忙しくて稼いだお金をプライベートで使う時間が取れない、自分が働きたい時間と求められている勤務時間が異なるといった点に不満を感じているケースが多いです。
これを解決するためには、可能であれば在宅勤務を導入するなどして個人が希望している働き方に近づけましょう。一人ひとり最適なワークスタイルが異なるので、柔軟に考えることが大切です。

給与に関する対策

単純に給与を上げることができればそれで対策をとることも可能ですが、社員食堂で割引制度を導入する、福利厚生サポートに力を入れるといったことでも給与を上げるのと同じような効果が期待できます。
結果的に出費が少なくなるので手元に残るお金が多くなり、収入面での不満を感じにくくなるので、検討してみてはいかがでしょうか。

人間関係に関する対策

人間関係のトラブルは社内でうまくコミュニケーションが取れなかった場合に起こりやすい問題なので、社員同士でのコミュニケーションを改善することが重要です。先輩社員と新入社員が意見交換をしやすい状況を整えたり、上司が新入社員の現状について正しく理解するための対策をとったりすることも必要になります。
また、同じ部署の先輩が業務指導やフォローを行うブラザー・シスター制度を導入するのも良いでしょう。

新卒の高い離職率を抑えるのに効果的とされており、新卒としてもすぐに相談できる先輩がいるということで安心感も高まります。

わからないことがあった時に誰に相談すれば良いのかわからなかった、会社にうまく馴染めなかったなどの理由を挙げて離職してしまう新卒もいますが、こういったものを防ぐのにも役立つでしょう。

■業界によっても離職率は違う

どのような業界に勤めているのかによっても離職者の数は変わってきます。厚生労働省が発表している離職者状況のデータがあるので、以下を参考にしてみてください。

まず、就職後3年以内離職率のうち、離職率の高い産業は以下の通りです。

  大学卒 高校卒
宿泊業・飲食サービス業 52.6% 64.2%
生活関連サービス業・娯楽業 46.2% 59.7%
教育・学習支援業 45.6% 55.8%
小売業 39.3% 49.5%
医療、福祉 38.4% 47.0%

一方、以下の産業は離職率が低いです。

  • 電気・ガス・熱供給・水道業
  • 鉱業・採石業・砂利採集業
  • 金融・保険業

参考:(PDF)厚生労働省:新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)を公表します

もし、自社の企業が離職率の高い産業である場合は、より効果的に離職を防ぐ対策を取る必要があります。もちろん、離職率が低い産業だからといって油断はできません。

■新卒は離職率が高いことを理解したうえで対策を

ご紹介してきたように、新卒はとても離職率が高いので、まずは3年間の離職を防げるような対策を検討してみてください。新たに入社してきた新卒社員のために様々な教育プログラムを考えたとしても、それを実践する前に離職されてしまっては意味がありません。
どのような理由で新卒の新入社員が職場を離れてしまうのかを理解しておけば、ある程度対策についても検討しやすいでしょう。

離職を防ぐための方法についてもご紹介したので、参考にしながら対策をとってみてはいかがでしょうか。

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