コーチングとは?ティーチングとの違いを解説

2021.05.13マネジメント

コーチングとは?ティーチングとの違いを解説

今回は書籍などでも取り上げられることの多い、「コーチング」と「ティーチング」の違いからそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。 社内教育の際に活用できる内容が盛りだくさんなので、ぜひ参考にしてみてください。

コーチングとは?

まずは「コーチング」とは何かについて解説をしていきます。
コーチングとは「問いかけて聞くことを中心とした”双方向なコミュニケーション”を通して、相手がアイディアや選択肢に自ら気づき、自発的な行動を起こすことを促す手法」と言われています。 (https://coach.co.jp/whatscoaching/20170609.html#h1-2より引用)

次からはコーチングの詳細とメリット・デメリットをお伝えします。

相手の内面にある答えを引き出す目標達成手法

コーチングは「相手の内面にある答えを引き出す目標達成手法」と定義できます。
似ている言葉として、今回も挙げている「ティーチング」があります。
コーチングは答えを与える手法ではありません。 あくまで「自身の気付き」に
重きを置き、目標達成をサポートする手法です。
コーチングでは「答え」を「外から与えられた答えは情報」と
「自分の内にある答え」の2つの意味として定義しています。
とりわけ後者の「自分の内にある答え」重視しています。
コーチングは「答えはその人自身の中にある」ことを原則としています。
相手が臨機応変に自身で考え、行動した経験から学ぶことをサポートするということです。
つまり、コーチングは本来持っている力や、可能性を最大限に発揮できるようサポートすることと言えます。

コーチングのメリット

次にコーチングのメリットをお伝えします。
コーチングのメリットは
・相手の可能性を引き出すことができる
・相手の個性を活かすことができる
・相手の学習力自体を上げることができる の3つです。

コーチングが有効な場面は、キャリアビジョンを考える場面や目標設定をする場面などが当てはまります。
また、新たな役職や役割をサポートする目的のコーチングも有効です。
本人が自ら気づいて「自発的な行動を促すこと」がコーチングです。
最終的に答えが同じような場合でも、「与えられた答え」か「自分の内側から導き出された答え」かによって、本人の取り組みやモチベーションに大きな差が生まれます。 モチベーションに大きく寄与するのがメリットと言えます。

コーチングのデメリット

デメリットについても解説します。
コーチングのデメリットは
・時間がかかる
・一度に多数の人材を育成するのは難しい
・方法や価値観が多様化するので、対応やマネジメントが複雑になるの3つです。

突発的な事象などの素早い対応が重要な場面では、コーチングは適切ではありません。
また、1on1でコーチングに取り組むことが重要になってくるので、
一度に多数の人材を育成することができない点もデメリットです。
ですから当初は時間や手間がかかったとしても自主性や考える力が身につき、
最終的にはスピードアップや成果につながる点に着目して取り組むことが重要です。

ティーチングとは?

次に「ティーチング」とは何かについて解説をしていきます。
ティーチングとは 「知っている人が知らない人に教える、できる人ができない人に教える指導法です。
言ってみれば、自分が持っている知識、技術、経験などを相手に伝えること」と定義することができます。 (https://coach.co.jp/whatscoaching/20170609.html#h1-2 より引用)

次からはティーチングの詳細とメリット・デメリットをお伝えします。

知識や技術などのスキルを直接指導すること

ティーチングは教える側が答えを持っている前提で指導を行います。
例えばティーチングとは新しいスキルや、ビジネスマナーや使用するツールの
扱い方などを教えることです。
つまり「知識や技術などのスキルを直接指導すること」と定義できます。

ティーチングのメリット

次にティーチングのメリットをお伝えします。
ティーチングのメリットは
・一度に多数の人材を育成できる
・やり方や価値観を画一化できる
・高速で育成できる の3つです。

ティーチングは、一方通行の指導方法で、大勢に同じ内容を学ばせることに特化しています。
基本知識・社内ルールのような正解が決まっていることや、すでに確立されている方法を伝える場合に有効です。
教えられる側が試行錯誤する時間を抑えることができるメリットがあります。

ティーチングのデメリット

最後にティーチングのデメリットについて解説します。
ティーチングのデメリットは
・教える側の知識や経験に指導内容が左右される
・教えられる人の感性などは活かされない
・教えられる側が受け身になってしまう の3つです。

一方的に伝えるコミュニケーション方法なので、 「本人の中にある素材」を引き出すことはティーチングに向いていません。
多くの企業では育成や指導の際にティーチングが用いられています。
ティーチングのデメリットを克服するために、コーチングを合わせて使えば育成の質や効果を高めていくことができるはずです。

まとめ

今回はコーチングとティーチングの詳細とメリット・デメリットを解説してきました。
コーチングのメリットは
・相手の可能性を引き出すことができる
・相手の個性を活かすことができる
・相手の学習力自体を上げることができる

ティーチングのメリットは
・一度に多数の人材を育成できる
・やり方や価値観を画一化できる
・高速で育成できる

これらがあげられます。今の会社の状況に合わせて、より効果的な方法で指導していくことが適切です。
一方で余裕がある場合は両方の長所を活かしながら、時にはミックスさせながら活用していくことが重要です。
まずはそれぞれのメリット・デメリットを理解し、会社の状況に合わせて運用していくことで育成力を強化することができます。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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