社員をグローバル人材に育成する方法とは?海外で活躍する人材をつくる!

2021.06.22組織づくり

社員をグローバル人材に育成する方法とは?海外で活躍する人材をつくる!

海外とやりとりすることがある企業の場合、日本人はもちろんのこと、海外の人々ともしっかりとコミュニケーションが取れるグローバル人材を育てましょう。
具体的にグローバル人材とはどのような人のことを言うのか、求められる能力やグローバル人材を育成するにはどうしたら良いのかについて解説します。

■グローバル人材とは?

文部科学省によると、グローバル人材とは以下のような要素を兼ね備えている人のことをいいます。


要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力 要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感 要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

 

出典:文部科学省:グローバル人材の育成について[PDF]

この他に専門性や課題を発見したり解決したりする能力、リーダーシップなどが求められています。

また、能力水準の目安は、以下の通りです。


① 海外旅行会話レベル
② 日常生活会話レベル
③ 業務上の文書・会話レベル
④ 二者間折衝・交渉レベル
⑤ 多数者間折衝・交渉レベル

 

出典:文部科学省:グローバル人材の育成について[PDF]

特に、上記の中でも④と⑤に該当するようなグローバル人材を確保していくことを目標に多くの企業が動いています。
海外で事業を行う際には、当然ながら日本とは異なる文化で暮らしている人々とも触れ合っていかなければなりません。すり合わせも必要になりますし、現地の方との正しいコミュニケーションの取り方についても理解しておく必要があります。優秀なグローバル人材を育てることができるかが、海外事業の成功と深く関わっているといえるでしょう。

グローバル人材に必要とされる能力

グローバル人材に必要とされる能力

グローバル人材に引き落とされる能力について解説します。それぞれ具体的にどういった力のことをいうのか参考にしてみてください。

語学力

語学力とは、知識として理解している部分ではなく、ビジネスの分野で自分の言いたいことをどれだけ表現できるかという意味です。グローバル人材を育てるのであれば、英語での語学力が必要です。
ただし、英語を話すことができればそれだけでグローバル人材になれるということではありません。英語力が高いかどうかだけでグローバル人材として育成する社員を選ばないように注意しましょう。

コミュニケーション能力

その場面に合わせ、相手のことも考えたうえでコミュニケーションを取る能力が求められます。
実際にコミュニケーション不足や海外との文化・マナーなどの違いによるミスコミュニケーションが原因でトラブルになることも多いため、重要な能力です。伝え方の表現や言い回しも学ぶ必要もあります。

主体性・積極性

リーダーシップを取れる人材がグローバル人材として活躍します。ただ指示を待つだけの存在ではグローバル人材とは言えません。主体性・積極性があったとしてもそれが間違った認識や理解によるものだとトラブルに繋がってしまう恐れがあります。正しい知識や理解を持ったうえで周りを導いていくことができて、周りからも慕われるような存在が理想です。

チャレンジ精神

新しいことに挑戦するチャレンジ精神旺盛な人が求められます。新たなことに取り組む勇気と、それを成功させるための努力ができる人がグローバル人材に適しています。新たな挑戦にはリスクがつきものですが、失敗した時もそれを乗り越える力が必要です。また、組織として常に上を目指せる環境づくりも重要です。

協調性・柔軟性

ビジネス成功のためには仲間と協力して業務を行わなければなりません。自分の主張だけを押し通し、周りを納得させることができないような人だと問題が出てきます。協調性を持ってチームをまとめる力が求められます。
また、海外の方々とやり取りする際に思わぬ課題に直面することがありますが、それにも対応できる柔軟性が必要です。

責任感・使命感

仕事にしっかり責任感と使命感をもって取り組める人は、グローバル人材として適しています。自分に求められていること、しなければならないことを強く意識できることが望ましいです。日本人は責任感や使命感を強く持っている方が多いとされていますが、グローバル人材には一般的な方以上の責任感と使命感が必要です。

異文化に対する理解

異文化を理解することは、海外の方とのコミュニケーションを円滑に進めることにもつながります。ビジネスの分野では海外の文化だからといって「わからなかった」「知らなかった」では済まないようなことがたくさんあります。異文化に関心を持ち、自ら学んでいく姿勢が求められます。

日本人としてのアイデンティティー

グローバル社会で能力を発揮するためには、相手の事を理解したうえで、日本人であることの意識を強く持つ事も重要です。日本の文化について学んでいる人と接することも多いため、その際に海外の方のほうが日本を知っていたといったことがないよう、自国についても理解しておく必要があります。

■グローバル人材を育成する方法

グローバル人材を育成する方法

グローバル人材を育成するためには、いくつか意識しておきたいポイントがあります。特に以下の3点に注目しましょう。

事前に育成計画を作成しておく

先に誰を育成するのか確定し、そのうえで育成計画を作成しておきましょう。人によって不足しているスキルが異なるため、研修や教育講座の受講などについて検討する必要があります。
いつまでにどういったスキルを身につけてもらうのか、明確な育成計画を作成しておくことが重要です。その際、対象の社員は通常業務にも取り組むことになるので、無理のない範囲で計画を立てなければなりません。

実践的な英語力を強化する

グローバル人材に求められているのは、知識としての英語力ではなく、実践で役立つ英語力です。まずは基礎的な教育をしっかり行っていくことが重要とされています。
そのうえで異文化体験等の機会を作り、実践的な英語力を更に身につけていく事ができるように環境を整えましょう。

PDCAを回す

実際に育成計画を実行した後は、PDCAを回し続けることが重要です。ただ育成計画を実行するだけではそれが本当に効果的だったのか、社員がどの程度育ったのかが判断できません。PDCAを回し続けることによって課題なども見えてきます。

■今後ますます活躍が期待できるグローバル人材

グローバル人材とは何か、社員をグローバル人材に育成するにはどうすれば良いかについて解説しました。昔に比べて海外の方と交流する機会も増え、今後ますますグローバル人材は活躍が期待されています。
企業としてグローバル人材が足りていないと感じているのであれば、積極的に育成することについて検討してみてはいかがでしょうか。

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